前回の記事では、
- 骨盤のゆがみ矯正には「正しい姿勢」が重要
- 「正しい姿勢」とは、「骨盤が立っている状態」のこと
というところまで説明しました。
それでは、「正しい姿勢をキープする」ためにはどのような点に注意すれば良いでしょうか?
前傾している感覚をもつ
みなさんは、椅子に座った時に、どのあたりに圧力を感じますか?
椅子に浅く腰掛けると、
- 背もたれに背中がついた状態 → 背中に圧力を感じる
- 重心が後ろにある → 仙骨や尾てい骨に圧力を感じる
という状態になります。
このような座り方をしているとき、骨盤と背骨は以下のような状態になっています。
- 骨盤が後ろに倒れている
- 背中が「S字型」でなく「C字型」になっている
この状態は「ダメ」です。
体幹が斜めに倒れていて、体、特に腰と背中に負担がかかる座り方です。
負担がかかる、ということはつまり、「腰と背中の筋肉で体を支えている」状態で、これは肩こりや腰痛につながります。
それでは、どのような座り方が正しいでしょうか?
それは、
- 背もたれに背中をつけない
- 坐骨(お尻のほおの部分)から太もも裏にかけて、圧力がかかる
お尻から太もも裏にかけて圧力がかかるような座り方をすると、必然的に骨盤が起きた状態になります。
この状態になれば、背骨は自然にS字型となり、骨格で体を支えることができます。
この姿勢をキープするのは、慣れるまでは結構つらいです。
(自分もまだキープできなくて、ときどき仙骨座りになってしまいます。。。)
ですが、まずはこの姿勢をとってみて、骨盤と背骨がどのような状態になるか、感覚をつかんでみると良いと思います。


コメント